Uniswap（ユニスワップ）がおススメな理由|初めての分散型取引所選びに困ったら？

仮想通貨投資をする場合、分散型取引所の利用が増えてきていますが、取引手数料が高い、取り扱うトークンが限られているなどユーザーにとっては利用が難しい問題も抱えています。

そこでこの記事では、初めて分散型取引所を利用する方におススメしたいUniswapについて詳しくご紹介します。

Uniswapは分散型の自動マーケットメイカー（AMM：自律的な取引のメカニズム）として、手数料が低く抑えられ、ユーザーが気軽に取引できることで注目を集めており、加えてセキュリティ対策も万全だと言われています。

本記事では、Uniswapの使い方や特徴についてわかりやすく解説するとともに、取り扱うトークンの種類や注意点も紹介しています。
仮想通貨投資の一歩を踏み出したい方や分散型取引所に興味のある方はぜひ読んでください。

Uniswapとは何？

Uniswapは、分散型の仮想通貨取引所の１つであり、Ethereumブロックチェーン上に構築されています。

Uniswapは取引所の中央集権化を排除し、完全にオープンで透明性の高いシステムを提供しています。
また、ユーザーはUniswapを利用することで独自のトークンを簡単に作成することもできます。

Uniswapのしくみは？

UniswapはAMM（Automated Market Maker）と呼ばれる取引方式を採用しています。

AMMはマーケットメイカーと呼ばれる人々が提供する価格を基準に、トークンを交換するシステムです。
マーケットメイカーはトークンの流動性を確保するために、常にトークンを提供することが求められます。

UniswapのAMMによる取引方式は、マーケットメイカーの需要と供給に基づいて価格が決定されるため、トレーディングペアの価格変動により自動的に価格調整が行われます。
また、Uniswapはプロトコルにトークンを提供するユーザーに手数料を支払うことで、流動性を維持しています。

Uniswapのメリット

Uniswapは中央集権型の取引所に比べ、以下のようなメリットがあります。

順に説明していきます。

高い透明性

Uniswapは、完全にオープンなプラットフォームなので、どんな取引が行われたかが公開されています。
そのためマーケットメイカーは、常にマーケットの状況を正確に把握することができます。

Uniswapはブロックチェーン上で公開されているスマートコントラクトによって運営されており、誰でも取引履歴や流動性プールの状況を確認できます。また、中央集権型の取引所と違って、本人確認やKYC（顧客情報管理）が不要なため、プライバシーも保護されます

低い取引手数料

Uniswapは、取引手数料が非常に低いので、中小規模のトレーダーにとっても利用しやすいプラットフォームです。
取引手数料は、プロトコルの取引量によって変動しますが、中央集権型の取引所と比較すると格段に安く抑えられています。

また、手数料はトランザクションのブロックチェーン手数料の支払いを含んでいるので、正確な価格設定をすることができます。

Uniswapでは、流動性プールから直接トークンを交換することができるため、中間業者が不要になります。その結果、取引手数料が抑えられるというメリットがあります。

高い流動性

Uniswapは、マーケットメイカーによって提供される流動性の高さが大きな特徴です。

マーケットメイカーがトークンを提供することで、その流通量を増やし、結果としてトークンの流動性が高まります。
この流動性が高いことで、Uniswapは大量の取引を処理することが可能となり、マーケットにおいて競争力の大きいプラットフォームとなっています。

Uniswapでは、誰でも流動性プールにトークンを預けて流動性提供者（LP）になることができます。LPは預けたトークンに応じて手数料収益やUNIトークン（Uniswapのガバナンストークン）を得ることができます。
また、自動的に価格調整される仕組み（AMM）によって、市場変動に対応した流動性が確保されます。

Uniswapの課題

Uniswapは分散型取引所の中でも人気の高いプラットフォームですが、それゆえに課題も抱えています。

順に説明していきます。

高いボラティリティ

Uniswapは、マーケットメイカーによって価格が決められるため、取引価格が瞬時に変化することがあります。
そのため、取引する場合は十分なリサーチを行い、市場の動向を正確に把握する必要があります。

Uniswapでは、流動性プールに預けたトークンの価格が市場変動によって変化します。そのため、流動性提供者は預けたトークンの価値が下落するリスク（インペリメント・ロス）を負うことになります。
また、Uniswap V3では、流動性提供者が価格帯を設定する必要がありますが、その価格帯から外れると流動性が失われるリスクもあります。

セキュリティ上のリスク対策

Uniswapはブロックチェーン上で動作するスマートコントラクトによって運営されており、その安全性は高いと言われていますが、ブロックチェーン自体に不具合や攻撃が発生する可能性もゼロではありません。
また、Uniswapで取引できるトークンは誰でも登録できるため、詐欺的なトークンや偽物のトークンに注意する必要があります。

そのため、ユーザーは自己責任がより大きく求められています。

まとめ

Uniswapは、分散型取引所の１つであり、マーケットメイカーによって価格が自動的に決定されるため、価格変動のリスクを抑えたトークンの取引が可能です。

Uniswapは、分散型取引所としては珍しく、オーダーブックを持たず、自動的にプール内のトークン価格を決定することが特徴的で、誰でもトークンを流動性プールに追加することができ、トークンの価格を自動的に設定することができます。

Uniswapは、これまでの取引所とは異なる、独自の仕組みを持ち、ユーザーがより柔軟な取引ができるようにしています。
また、取り扱うトークンも豊富であり、ユーザーが取引したいトークンを探すことができます。

さらに、Uniswapは、分散型取引所であることから、中央集権型取引所に比べ、セキュリティリスクが少ないとされています。

Uniswapは、初めて分散型取引所を利用する方にオススメの取引所です。

本記事では、Uniswapの使い方や特徴、取り扱うトークン一覧、注意点などを分かりやすく解説しています。
仮想通貨投資の一歩を踏み出したい方、分散型取引所に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください！